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畳と迎えるお正月。  年神様をお迎えする、ハレの日のしつらえ

畳と迎えるお正月。 年神様をお迎えする、ハレの日のしつらえ

1年のはじまりであるお正月。
今年も残り数日…となると、今年のできごとを振り返ったり、新たな年について考えはじめたり、いろいろな準備で大忙しですよね。そんな忙しない日々を過ごしていくなかでも、年末年始はゆっくり過ごす人も多いと思います。

街が少し静まり、空気が凛と澄むこの時期は、どこか背筋が伸びるような、特別な時間でもあります。忙しい毎日のなかでも、「新しい年を、気持ちよく迎えたい」と思う方も多いのではないでしょうか。

日本のお正月には、「年神様(としがみさま)」をお迎えする、という大切な意味が込められています。
そして昔から、その年神様をお迎えする場所として、畳のある空間は欠かせない存在でした。

今回は、年神様の由来とともに、畳とお正月の深い関わり、そして現代の暮らしにも取り入れやすい“お正月のしつらえ”についてご紹介します。

 

年神様とは?お正月に込められた日本の祈り


年神様とは、新しい年のはじまりに各家庭へ訪れ、その一年の豊作や健康、幸せを授けてくれる神様のこと。
もともとはご先祖様の霊とも結びついた存在とされ、「家を清め、整え、丁寧に迎える」ことが大切だと考えられてきました。

そのため、大掃除をして空間を整え、門松やしめ縄、鏡餅を飾る風習が生まれました。
これらは単なる飾りではなく、「ここは神様をお迎えする清らかな場所です」という目印でもあったのです。

 

お正月と畳の、昔からの深いつながり

日本の住まいにおいて、畳は特別な意味を持つ存在でした。
畳はもともと、身分の高い人が座るための敷物として使われ、やがて部屋全体に敷かれるようになります。

お正月や祝い事、法事など、ハレの日に人が集まる場には、必ず畳がありました。
それは畳が「人と人」「人と神様」をつなぐ、清らかな場をつくるものだったからです。

畳の上に座ると、不思議と背筋が伸び、気持ちが落ち着きます。
それは、畳が「大切な時間を過ごす場」として、長い年月をかけて育まれてきたからなのかもしれません。
お正月という特別な一日を迎えるのに、畳ほどふさわしい場所はなかったのです。

現代では和室が減りつつありますが、「畳の上で新年を迎える」という感覚は、今も私たちの心のどこかに残っています。

 

お正月に飾りたい、畳と相性のよいしつらえ

お正月のしつらえは、豪華にしなければいけない…と考える人も多いと思いますが、実は豪華に飾りつけは必ずしも必要はありません。
大切なのは、「気持ちを込めて整えること」です。
ぜひ自分の好きな物を集めて、自分らしくハレの日を彩りましょう。

・小さな鏡餅
・南天や松を使ったシンプルなお正月飾り
・水引や和紙を使った小物
・干支の置物
・招き猫などの縁起物

ちょっとした和小物も、畳の上にそっと飾るだけで、空間が一気にお正月らしくなります。
まほろばでは、玄関や棚の上、テーブルの一角にも取り入れやすいミニ畳をご提案しています。
畳のある空間が、ぐっと身近になるアイテムです。

お正月の飾りを置いたり、お気に入りの和小物をのせたり。
小さくても、畳があるだけで「整った場」が生まれ、年神様をお迎えする気持ちも自然と整います。

 

新年のはじまりに。ミニ畳の福袋をご用意しました

このお正月、まほろばではミニ畳の福袋を数量限定で販売します。
とてもお得に、可愛らしいミニ畳をお迎えいただけます。

デザインやサイズはお楽しみ。
グリーン系・イエロー系など豊富な畳縁とゴザの組み合わせなので、他と被らないデザインばかりです。
どんなミニ畳が届くかという“わくわく”も、福袋ならではの楽しみです。
おまけでコースターもランダムで1枚プレゼント!

新しい年のスタートに、畳のある小さな場所をつくってみませんか?
年神様を迎える気持ちとともに、暮らしをやさしく整えるきっかけになれば嬉しいです。

忙しい日々のなかでも、日本の季節行事をほんの少し取り入れるだけで、心は穏やかになります。
畳とともに迎えるお正月が、あなたにとってあたたかく、実りある一年の始まりとなりますように。